「手紡ぎつれづれ」21年12月

「紅葉の季節」と聞き出すと京都の町中に人と車がどっと増えて通りもつまり気味になります。寒い日が少なかったから紅葉がいま一つかな、と思いきやちょっと冷え込みがあった。そしてまた温暖な日々が。もう少し寒さが欲しい。ウール関係のわたしとしても。

紅葉を見て思い出すのはもう10年前かな、アメリカへ旅したとき。毎年10月(?)に出版社主宰の「スピニング大会」なるお祭りが開催されているのですが、一度行こうとやっと決めて母を連れてでかけた。

フリーの切符を取り、まずはサンフランシスコに到着。ここはビジネスをかねていた。通訳を雇い彼女の車であちこちへ。目的の会社は着いてからびっくりしたけど、アンティーク美術館みたいな、凄いところだった。

なるほど、いろんな古いレースの本などだしているだけある。あと、いつも文面のみのお付き合いの会社へご挨拶。私は英語でやり取り(最低限)を文面ではどうにかするのだが、おしゃべりは・・・そのときも通訳の人がいてほっとしていたのだが。いつもの担当のおばちゃん(私の母ぐらいでびっくり)が「え~、いつものやりとりをしているyokoでしょ?」と流暢にしゃべらない私に驚いていたな。

サンフランシスコの市電に乗り、あちこちへ行ったけど。市電に乗っていたら近そうな距離が、あまりの混雑に歩き出したら、予想以上に上がったり下ったりの坂道にヘトヘトになった。あれは現地へ行かないと信じるのは難しい地形でした。

毎朝、ホテルから歩き出すとオープンカフェの入り口に人が立っていて、通る私たちに手を出し「朝のいっぱいのコーヒー代を」と言うのである。あれ、なんか振り切ってゆくのも、お金を上げるのもいやな気分でした。結構普通の身なりの人がそんなことしていることに驚きましたね。

次は目的の空港へ移動。ここでゆっくり半日以上時間が余る予定だった・・・それが切符の手配を間違われて違う空港へ到着。約束だと迎えの人がくるはず、だった。なんかおかしいと思ったら「!!違う」と気がついた。空港のカウンターで必死で間違いを伝え、フリーの切符だから何度でもアメリカ内は乗り降りができるとはいえ、シカゴへもどり、乗りなおし。もう驚いたな。バーリントン空港だったかな。アメリカには3つ同じ名前の空港があるとか。日本へ帰ってから知りました。

やっとこさ目的のバーモント州へ入り、タクシーで走ってもらった。空港を程なく走ると・・・周り一面紅葉、あのカナダのメープル種の紅葉だ。延々と続いていた。田舎の道沿いに時々木作りの家がある。「なんだか大草原の小さな家みたい」ログハウスをイメージしていたら、アンが住んでいたような切妻屋根の板塀張りの家。ときどきある家々の前に大きな「ハロウィーンの飾り」があり、カボチャやら魔女がほうきに乗った大きな飾りとかあり、“アメリカだな”と思ったものでした。

皆さんに(当社のお客様)に新しいカタログは届いたでしょうか。12月を区切りとして新しいカタログをお届けして私たちの一年はひと月早く始まります。夏の終わりごろから、社長と私(夫婦)で取り組みます。

小さな私たち“金の羊”は夫婦2名と従業員2名+パート1名(+内職1名)で運営しています。それぞれの持分があり日々の仕事の中でのカタログ作りが結構至難の業です。

それに今年は私の主宰しているアトリエ金の羊の作品展(2年に1回)を11月に控え、より一層の困難さでした。全部が同時進行なもんだから、私は一つのことばかり考えてはいられなくて、いつもより大変な心理状況の中、この作業は進むのです。

やってもやっても終わらない作業の連続で、「あ、早く脱稿して作品展のことだけ、考えたいよ」と言いたいのをこらえ、“コンがおありどすな”と川島のスクールで唯一のほめ言葉をいただいた“コン”だけを頼りに励みましたね~。脱稿したのはもう10月の末、明日は11月の頃でした。

「糸のデザイン展7回」に来てくださったみなさん、ありがとうございます。

そして、スタッフ2人と社長、ありがとう。おかげさまで悠々と5日間浸ることができました。

初めてのギャラリー嶋ダイ(漢字が難しい)での開催でした。ここは無形文化財の指定をうけている(確か)昔、酒造りの酒造会社の建物です。今回お借りしたスペースはごく一部で敷地全体はとても広い古い建物です。どっしりとした建物の中に土蔵があり、そこは別空間。準備で困ったのは建物の壁にものを下げたりできなかったことでした!用意した丸棒は陳列用だったのにスタンドに渡して急遽、作品たちを下げることになりました。いつもよりダントツに多い作品群、一同「どうしよう」って感じでした。準備を手伝う人も沢山来てくれたのでみんなのおかげでどうにか並べることができて、ほっとしました。

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21年11月作品展準備

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作品展会場内

一枚づつ広げて展示したかった、すてきな(自画自賛)作品たち。私が言うのも何ですが「多彩な作品です」小さな羊のストラップ・コサージュからニットの本・織りの本に載せたい作品が本当にたくさん。27名。私は今年は少し出品作が少なかった。ちょっと迷っていたものが2,3できあがらなかったから。気乗りがしないことに気がついて作る手が遅かったから。

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店ハンガー陳列

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作品展 糸

手紡ぎざんまい  「2009年9月」

今年の夏は梅雨あけがずれ込んであっという間に終わってしまいました。海辺の家は上がったりだったでしょうね。テレビで長崎の軍艦島が出ていた。 12歳まで暮らした長崎。幼いころ夏休みは鼠島(島の名前)というところへ毎日、港から船に乗って出かけていた.真っ黒に焼けてひたすら泳ぎの上達を願っていた。(その割りには泳ぎはあんまり上手じゃない)首から木のパスを提げて定員ギリギリに船にとびのっていた光景、潮が引いた浜で座り込んでアサリ貝をいっぱい採ったこと(食べるのは好きじゃないのに)、「海辺」の言葉にふと思い出した。

最近起こった困ったこと、携帯電話の変更をして、ほんとに困った。営業所へ何度足を運ぶことか。サービスと称して無料で6~7つの契約をつけられたのだが、毎日毎日メールが届き、自分が希望していない画面をあけては、わからないことだらけ(おかげで膨大なメール代)・・・結局営業所へ行ったほうが早いと取り消してもらったのだが、納得が全くゆかないこの会社のやりかた。私は美山で使用する必要があり(S社しか電波がきていない)変えざるを得なくて渋々変えたのだが、日々困ることがオンパレード。ちょっとうんざりの携帯です。

最近起こったもうひとつ困ったこと、化粧品で顔が腫れてしまったこと。!!前から使ってみたい高級アンチエイジングの試供品をやっと手にしたので使ったわけです。2,3回使ったかな、朝起きたら洗面の鏡に映る我が顔の変化にびっくり。びっくり。こんなことがあるんだ・・・困って皮膚科へ行ったらパッチテストなどないまま多目の軟膏と飲み薬を処方されただけだった。

おお、こわいこわい。

7月の末に「糸紡ぎ:夏の講習」数少ない参加者のお陰で3日目の「多色染め」を2日目の後半に組み込んでギュウギュウ詰めで講習した。いつもこの講習をしていて思うのですが「ウールの多色染め」というのは手紡ぎをしてゆく人には不可欠。知らないことでずいぶん作品作りが大きく変わる。今回の彼女たちも大いに興奮していました。

で、3日目は突然「布フェルトマフラー」「真綿フェルトマフラー」「羊づくり」をやりました。アメリカ在住の日本人とスウェーデンの女性とプラスしてなかなか楽しい一日でした。

毎日暑い中お盆休みもあっと言う間に過ぎてしまった。頭には“作品展の作品作り”がずっと浮かぶのだがどういうことか目の前の家の行事予定、休みバージョン、で見事にやる気がなくて困りました。もう、あきらめて十分充電に徹することにしました。

で、8月の月末。26日、28日、29日と「糸のデザインB」の講習日。さあ、皆さん2ヶ月の間に作品作りを励んだんだろうな。力作がいっぱい。

(1)奥川武子作「面白ニットマフラー」
ピンクの課題の糸をうまく編みこんで。
(2)五味悦子作「ドミノ編みのポンチョ」
すごい、A(1)の糸から力作です。

奥川武子作「面白ニットマフラー」

2.五味
(3)児玉ヤスヨ作「グレーづくしの羽織物」
一部がデザイン化された杉綾織り地
生地のボリュウムが特徴的。
(4)森本康代作「天使と悪魔 帽子」
カノン編み?可愛いけど少し毒を。
帽子だったら色で遊べる。

児玉ヤスヨ作「グレーづくしの羽織物」

4.森本
(5)泉川高子作「freeformのバッグ」
すごい、goodなできです。
Freeform knitting初挑戦にしては。
(6)福島恵美子作「ピンクの巻き巻き薔薇」
このローズを飾りたくて。
デザイン・色・編み地の絶妙な組み合わせ
5.泉川 6.福島
(7)西村辰子作「freeformのバッグ」
技術・色・デザインが大胆に立体的にまとまったバッグです。
(8)中野正美作「knitFeltのぺんたて」
柔らかいメリノからの不思議なフェルト化
元はとても大きいらしい。
7.西村 8.中野
講習の中身は「ピンク&グレー(4)綿菓子と石榴石」前回が「天使と悪魔」でちょっと皆さんがはまってくれたので今回もなんとかそれに匹敵するよう企画者の私は必死でした。綿菓子は新しいコリデールの色5色を意識的に取り入れてみました。夢のような色です。
<(9)綿菓子の糸たち>
9.綿菓子の糸たち
綿菓子と反対に大人の色“ガーネット”ラミーを深く濃く染めてみました。
<(10)石榴石ガーネットのミックス糸>
染めたラミーを元にウールを足してふんわりした糸を。
<(11)石榴石ガーネット スパイラルヤーン>
ラミーを芯糸にフルフルとウールを巻きつけてみました。
10.石榴石ガーネットのミックス糸 11. 石榴石ガーネット スパイラルヤーン
<(12)ゴットランドグレーのスパイラルヤーン>
12.ゴッドランドグレーのスパイラルヤーン
「ピンク」をテーマカラーにピンクの濃いエンジというか、ガーネット色に挑戦。裏腹にあと5色は自然感を出して優しいグレーのゴットランドのバッツから柔らかく芯糸に巻きつけてみました。何に使いましょう。

色って不思議、ピンクと言う色を今年1月から手にして触って考え、紡いでいると身につけるつけない関係なくウキウキする自分がいることに気がつく。私だけ かと思ったら皆さんもそうらしい。ピンクを紡ぐ・・・11月の作品展に講習で学んだ糸を使っていい作品がいっぱい並ぶ予定です。

2009年3月

<年末から新年へ>
2009年があけてからもう大分たちます。年末、年始のことがもう随分前のことのようです。みなさんはどんな年明けだったのでしょう。・・・私、実は家事 にいそしんだ日々でした。ほんとは自分にとって貴重な空きの日々なのですが。このたびはノンビリしっぱなしの年末からお正月でしたね。この4~5年「そ れ、とばかりに取って置きの時間!」のはずが、どうしたことか、精神的ゴロゴロ状態でした。
理由は一つ。2月からの糸紡ぎのテーマカラー“ピンク”こんなにあれこれ考えて結論が出ないことなかったな・・・「もう、これで決まり!」と何度思ったこ とか。2月はじめにスタートを設定しておいたらよかった・・・と気がついてももう遅い。たっぷり時間をとったことが自分をこんなに追い詰めざるを得なかっ たとは。

<手紡ぎ糸のこと>
右 にあるような糸をたくさん紡ぎました。“コイルヤーン”チラホラ手紡ぎのマガジン、本で見かけていた「遊びだらけの糸」う~ん、どうかなどうかな。元々、 私のクラスは“自由な手紡ぎ糸”をやらんとして日々励んではいるのですが・・・用途のない糸(コイルヤーンがそう思えた)だし、皆ないやなんじゃないか な、ただでなくとも「ピンク」だし。と中々テーマの糸に選べなくて・・・時間ばかりが過ぎました。エイ!と決めたのは講習の一週間前。・・・決めたら、私 のやる気に少し火がつきました。ある糸をひっぱりだしては“コイルヤーン”を夜な夜な紡ぎました。これ、面倒で時間がかかるのですが、結構はまりました。

グラデーションに紡いだ糸、プツプツこぶのあるような糸、グレーの中にオレンジ・グリーンが入っている糸、なるだけこの糸にしたら良さそうな糸を紡いでみました。

<糸紡ぎ・Bのクラスの作品です。>
このクラスは一年間「糸のデザインA」を受講した人が進級してくるクラスでこのクラスに入った途端、私は皆さん全体をごっちゃに見ている。(キャリアの浅い人には悪いけど)
下の3枚の写真は少しわかりにくいのですが、2008年のテーマカラーは「グレー」の同じ糸で作られた別々の作品です。

中野正美さん 図子順子さん 飯塚夕葉さん
<チェンジ!>
今年小さなことを決心した(大層な)。「不自由なものは捨てよう、チェンジしよう」包丁、長年砥ぎ機で研ぎ続けてきたのです、が“切れない!”わかってい るのに延々使い続けてきました。つくづく、あきれます。もういい加減見切りをつけたらよかった。と頓馬な自分に腹さえたってきます。で、「これは捨てよ う」とやっと決断。そしたら錦の市場へ有次の包丁でも買いにゆけばいいものを、この期に及んでなんと無印の包丁を買っているわけです。これがログの台所で 使っていて抜群の切れ味。まあ、包丁一つでこんなに嬉しくなるのかしらというぐらい、切るたびにほくほくしています。

<本を読む?>
先日の美容院で。「本なんか読まへんわ」と年のいった美容師さんが鏡越しに私に話しかけてこられた。“? いえ、本ばかり読んでますが”と私。ほんとに時 間があれば何か本を手にしている。買いすぎてちょっと自分ながら「無駄かな」としょっちゅう自己嫌悪に陥っています。この1~2年ちょっと増えた雑誌が「暮らしの手帖」かな。編集長の松浦弥太郎さんに興味があって彼がこの号に何て書いているのか・・・とか、取り上げられ ている特集がとってもいいから、とつい購入してしまいます。どうして彼の名前を知ったのか、もう少し前の「ku:nel」の記事から。確か靴を治しにか、 あるいは買いにか、アメリカのとある靴作りのかたのところへ旅をされていた。「・・・?」どう考えても不思議な話だな、と読んだとき思ったものだ。(大の 男が靴を求めてそんな旅をするの?それにしても魅力的なエッセイでした)

それからずっとこの松浦弥太郎さんの名前がインプットされていた・・・で、「暮らしの手帖」の中にその名前を見つけた。!!ふう~んとひどく感動した。 “失敗しても失敗してもやるほうがいい、何もやらないよりやったほうがずっといい”というようなことが書かれていて・・とても共鳴できた。そう、私もそん な感じだった、と自分の過去を思い出した。先のことなんて考えていなかった・・・そりゃ、仕事の段取りとかは普通にやるんですが。その、考えを深く持って 行動をする、という人生の段取りは全くできない、のです。「面白くなくなったら止める」と言ってここまで歩いてきたかな。そういえば、途中は「走りなが ら、考えながら、紡いでいます」みたいな調子でした。

2008年12月

毎日の出来事に追いまくられていたら「!」もう秋も秋、紅葉に彩られる初冬になっていた。

先日、突然素敵な人がお店にいらした。布フェルトの本“NUNO NOUVAU”の作者Lizがイギリスから。当店の本棚にご自分の本をみつけ“これは私の本です”とのこと。時は円高真っ最中、“日本の糸はどれです か?”え~とこれこれ“真綿の手紡ぎ糸はどうですか”気に入られたらしく・・・でも考えに考えて一旦保留。(次の日にまた来られて購入!)こうして外国の 人と突然対面すると「英語、英語」と自分の英語力のなさを強く後悔。

NUNOフェルトについてはLizにもっと英語で言いたかった。私も好きでけっこう作っていますと。11月の25日から札幌で“ふぇると・フェルト・ felt展”私も参加しました。(図々しくも)行きたかったけど残念なことにこの晩秋のころは最高に忙しくてね。それにしても計画では数日間でちょっとい いものを作ろうと決意していたのに・・・仕事の合間の深夜のパッチワーク時間はつらかったかな。いや違うやる気よね、要は。

10月は「糸のデザインB」のクラスの最終月でした。今年は“グレー”にこだわった糸作りざんまい。個人的にはとても好きな色。それがいいのか悪いのか、 生徒さんにとって。色だけは好みがはっきりしている。自分の好みの色を押し付けたくない、といつも思っていますが。自分の好みの人には「いい色」と言われ たい、ですね。グレーの色のウール、原毛、繊維を並べては「糸をどう作るか」ず~っと考え続けている・・・20色をどう表すか、どう展開すればいいか、こ の糸たちがみんなに可能性をどう広げられるか、とかどんどん選択の道をすすんでゆく。(単に私の好みなんですが) 結構考え続けてます。それが好き、です。

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千葉もと子さんの靴下

▲中野正美さんのマーガレット ▲千葉もと子さんの靴下
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▲森本泰代さんのバッグ ▲飯塚有葉さんのマフラー

<11月末、こんな日々。>
11月も終わり、久しぶりに夜にご飯でも、と四条河原町の角で待ち合わせ。
仕事が終わるや否や飛び出して早足々、う~んなかなか急げない!松原通を河原町へ向かってひたすら急ぐ。前はもっと早く歩けたのに。河原町と烏丸(カラス マ)通りの間の松原通、昔はこの通りが五条通だったとか。そのせいで祇園祭の鉾もこの通りを曳き、進んで寺町松原(寺町通りと松原通の交差点)を曲がるの がとても勇壮で「迫力があった!」とか。たかだか20数年しか住んでいない私は知る由もありません。・・・と小走りに急ぐ。ギャラリーギャラリーのビルの 前、“あ、ここここ、ミナペルホネン”古いレトロなビルの一階に出店されている。いつも外からちら、と見過ごしている。
デパートのコーナーの暗がりに待ち人はいた。“お久しぶり!”お礼に送った靴は本日の午前に届いていて、“今日は雨が降るからはくのをやめました”イエイ エ、勝手なプレゼントでお気に召したかどうか。いつもいい靴を履いているしグッドセンスの彼女だから。ちょっと前に「イギリスから靴を送ってもらうから渡 すわね」と言っていてやっと実現して私はほっとした。

さあ、今日はここにしました。(和洋創作)・・・このところ忙しくて店を選ぶ時間もなかったので“間に合わせのダイニングで”と利用したことのない支店。 雑居ビルの7階か、そこはビルのフロア全体を使ったゆったりした空間、靴をぬぐんだ。
“まあまあね”とりあえずは早速ビール、ビール。久しぶりでお互いしゃべりたいことがいっぱい。“素敵なストールね”と私が言うと、“自分でつくたんじゃ ないんですよ”彼女もお店に忙しくて作るどころではない。私もだ。手持ちは試作みたいなものばかりだ。

メニューは、じゃ“牛蒡のから揚げ”“トロサーモン”“生春巻きは早いです”“10種盛りの特製サラダ”“明太子のピザ”まあまあ、ですね。ビールがおい しい。“ローストビーフがあるけど、そんなんいらんね。”店内も程よく落ち着いているし話しは盛り上がるし二人とも上機嫌。
彼女とはちょっと世代が違うのだが、好みがあう、話があう、動きが早い、と私の急な呼び出しに“私もちょうど 出たい気分でした”って。出てきてくれる し、こういうノリが大事かな。私と付き合おうとする人は。急な話にも気軽に対応できないと永遠に会うことはできない(?!)

11月29日土曜日、寺町の二条下がるのギャラリー「テラ」で佐藤じんさんの二人展があった。はがきの印象とは違い本格的な手織りの服がずらーと並び、 「たくさんの人に見てほしいですね」センスのいい服たち。もっとしっかり拝見したかった・・・です。残念。

2008年9月

久 しぶりに「ニードルの羊づくり」の講習をしていました。夏の昼下がり、“全く初めてなんですよ、いいでしょうか”ウールに触れるのも初めてとかで驚きの連 続みたい。まずは原毛のボール作りから。結構、この球体をうまくきれいに作るのが難しいのです。滅茶苦茶に丸めたらうまく丸まる、と思っているとうまくは いかない。「これ、面白い!」いくつか同じサイズに作ったらネックレスになります・・・
いつも色んなものを講習していて「したことのないことを習う」姿を見ると楽しくなる。“手づくりを暮らしに“と常に思っている私は手づくりを知らないで生 活をしているんじゃないかとつい“手づくり=心の豊かさ”だよとばかりに熱が入る。ウールを丸めるだけからもっと広がって欲しい手づくり生活。

振 り返ると7月の初めに「多色染め一日講習」からスタートした夏。参加者の中によく知っている生徒さんとか見かけ、「もう一度ちゃんとやってみようか」と思 い参加したとのことで、嬉しくなった。この講習は1日の間に午前は原毛3種染め、午後は真綿・シルクノイル・スカードウール等、ぎゅうぎゅう盛りだくさ ん。この夏の暑い最中に汗だくでガスを炊きつつ皆さんがんばる。
最後の締めは「真綿(絹)の多色染め」をして「真綿を糸にする」まで。そこまでは全体に同じタンクの中にみんなウールなど一緒くたにして染めつけるのだ が、真綿とシルクノイルは各自が自分の色に染め付けるのだ。個性が出てものすごく面白い。染まった真綿を広げて干し、まだ生乾きだけど糸車なしで「糸にし ます」これが唯一無二のその人のオリジナル真綿糸。

次 は「糸のデザインB白2日間」これは一年単位で行っている「糸のデザイン」のプラスα編、Aは一年間でひとくくりだけどこの2日間の40種類の糸は単独に とりだして教えて「糸のデザイン」と言う世界を知って欲しいと思ってやっている。参加者の質問で気になったのはウールを丸棒を 芯に”紡ぐやり方だった。どこでどう違えたのかこれは綿の紡ぎです。ウールのローラグはフンワリが命です。

普段接していない方たちが夏に参加されると、色々面白いことが聞ける。次は「手紡ぎ糸の双糸」のやり方。私の説明の中に“双糸にする”とだけあるのであら ためて確認をされて、わたし驚きました! (1)単糸を撚り止め (2)その単糸を双糸に撚りかけしたら、再び撚り止めーーー「双糸は撚り止めはいりませ んヨ」というとその方たちは「・・・・・!10年以上こうしてやってきています」とのこと。やってみたらすぐにわかるけど、必要が一切ないのです。無駄な ことはしないほうがいいでしょう。
そもそも手紡ぎの糸を紡いでいると気がつきますが、ウールのカードから始まって“絶対カードしないと”とか“きれいな糸を紡がないと”とか頭から決め付け てされていることが多い。そのままでは糸に紡げそうにないものはカードなど絶対必要でしょうけど、私としては“できるだけカードはしたくない”のです。そ れにカーダーで軽くすっとかけているぐらいだったら原毛も痛まないけど、無茶苦茶カードは毛が痛む元だし・・・ 「手紡ぎ糸づくり」に関しては伝えたいこ とがいっぱい。

8 月の終わりの一週間はすごかった。私5日間のうち4日間講習三昧でした。火・木・土と2ヶ月にいっぺんの「糸のデザインBクラス」なのだが前回の“メリノ グレーの糸づくり20種”からの作品づくりが勢ぞろい。“わぁ~!!”各自が作品をテーブルに出すたびに歓声が上った。このグレーに赤っぽい色があるのは グレ―に赤系を混ぜ込んだメリノ糸からの作品左は森本さんのモチーフ編みマフラー、右はその糸でフェルト化した中野さんの糸フェルトのマフラー。

左は中野さんのマフラー
右は森本さんの帽子
飯塚さんのメリノ糸
全部の二重織りマフラー
泉川さんのキビソニット
シェットランドのマフラー
吉岡作 織りマフラー 吉岡作 シェットランドレース 吉岡作 シェットランドレース織

2008年6月-はじめての松本クラフトフェア


もう何年前からかな、この5月の第四土・日に開催される松本への思い。仕事の関係上ず~っと行くことができなかった・・・いつの間にかもう行こうとも思わ なくなってた。去年の倉敷行きが発端で「来年は松本へ」と一年前に教室の人たちと約束した。そう、こういうことって口に出して誰かと約束してしまわない と。仕事のスケジュールを数えていると、行くまでに至らない。(出かけなかったら楽しみの休日がゆっくりできるから。)まあ、何はともあれ大阪発の“しな の”にみんなと乗って松本に降り立った。・・・・え?全くちがう。独身時代はよくこの駅へは降り立ったものだ。だけどこの駅の変貌は、私の思い出と重なら ない。
駅から歩き出す、20分ぐらいかな。あがたの森に近づいてきたようだ、行き交う人がなんとなくそれらしい。目につくのは“山ブドウの籠”を持つ人、「あれ はフェアよね」と同行のメンバーと確認したり。それにしてもメインの通りなんだろうけど、ゆったりしている。そうか、歩いている人が少ないからだネ。

人 が急に多くなった。「!!到着」入ってすぐ原毛屋のポンタさん、向かいに大分のぱたんこ屋の高木さん(お久しぶり!)、宇治の青土さん、小金井市の原聡子 さん(フェルトの犬のポーチ買いました)、草木染の徳力弥生さん(お互い長くなりましたね)、奈良の米田さん、織りの寺田靖子さん、京都の風土の浦田由美 子さん・・・・知っている方のテントがいくつもあり、嬉しくなった。私たちの一番は「ヤマブドウの籠」超特急で会場の中を急ぐ、一軒目・・・あったけど、 2軒目・・・う~ん。3軒目、自分の予算(考えていなかったけど)をオーバー。高いのは知っていたけど。

出 来上がった籠はあきらめて、ボチボチ各お店をのぞいてゆく。(結局、山葡萄の蔓を三束買う)陶器が多い、白い陶器ばかり。どうも近年の流行りらしい。白の 陶器は確かに好きだけど、見るもの見るものそれじゃあ。木工も多い。その中の谷口泉さんのブースに釘付け。山と積まれたスピンドルの木の円盤と棒。それと 不思議なチャルカ。「松本には天気の神様がいる」とかで、ドキドキして傘を持って歩いていたけど、一日目パラパと少し雨を感じて傘を開いたけど、土砂降り は夜中だったし、次の朝も9時に開場だから急いで行ったけど、セーフ。昨日戦利品を見せてもらったら行っていないブースがたくさんあって、一つ一つ見て 回った。

あ がたの森は松本高校の校舎が幾棟かあり緩やかな丘陵になっていて池もありゆったりしている。あれ覗いたりこれ覗いたり途中天然酵母のパンやさん何軒かに長 蛇の列、「やめとこう」はずれにあったブースのおからケーキが試食したらおいしかったので買った。(もっとたくさん買えばよかった。)
あがたの森を後にして中町通りをそぞろ歩き。途中神戸の懐かしい人とであったり、有名なお蕎麦屋さんをめざして行ったら、又長蛇の列「やめとこう」良さそ うな店は 避けて、どうでもいいお蕎麦やさんへ。でも満足、おいしかった。あと、素敵なギャラリーへ行き、開運堂さんでお土産を。あ、そうそうイラクサの手紡ぎ糸の 手編みのショールも買いました。!!これ編むのに3ヶ月かかるそうです。レーシーな長いパンツもあった、帰ってから「身につけなくても買えばよかった」面 白づくめの2日間、 「来年もこようね」と言ったことでした。

「松本クラフトフェアはナチュリラ系ファッション」
会場ですぐ気がついたこと。それは客層がとても若いこと。“!そうか、これは若者のクラフトフェアなんだ”お店を出している人も面白い感じ、そこへ集まる 人たち、行き交う人たち、“ナチュリラ系”のなかなか頑張ったファッションの人がとても多いし、販売されているものが正しくそのファッション性にぴったり 合っている。「次くるときはファッションをもっとがんばろうか」と誓ったものでした。

「シェットランドの糸でレースマフラーを織る」
このところリジッド機を教えている。昔やったことを引っ張り出してカリキュラム作り、作品を作らないといけないレース織り、単純な柄だけど昔紡いだ白い シェットランドの糸を3玉を使って、経糸をマフラー分と後はもう一つ織りの布(コサージュ用に)を50cmぐらい織り足す。“大変でした”紡いでから随分 たったせいで単糸の撚りがフンワリ戻り、これが足を取る、手をとられる、4枚ぐらい織れたかも。・・・・でもできあがったら、何もかも忘れた。作る作業っ て、いつもそう。やたら手を取られてもできあがったら、すっかり忘れて嬉しい嬉しい。

「追加:私全部手づくりで」
講習が近づくたびになんだか何もできあがっていないことに??・・・それはそうだ、6月に姪が結婚することになり、まず①家族向けに各自のコサージュづくり。一人2こづつ作ったり②自分の服づくり。
これがなんだかんだとできあがった結果の割りには時間がかかり。縫製に時間がかかったのではなく、“どういう感じで行こう”とか“生地を買いに”とやたら 一つづつひっかかっては時間がかかってしまった。デザインはシンプルに上下の袖なし+ギャザーの長いスカートと布フェルトの上着を作り、首から下げるネッ クレスというかコサージュネックレス的なものを作った。
いつも洋裁なんて殆どしないのについついこういう機会はめったにないと、作り心がワクワク。多少、遊びがある派手なものでもいいし、パーティウエアなんて そうそう作ることもないだろうし。最後にバッグはサーモン色のビーズ。ちょっとキラキラしすぎかな。ま、いいか。こうして自分でオール整えていると自分の 好みが判明してしまう。

2008年3月

新しい年が始まってもう3月か・・・今年の冬はめったに雪を見ない京都でも昼間に音がしそうなボタン雪がよく舞った。(当分油断できないかな)

毎朝、賀茂川畔を歩いていますが少し真冬の空気から変化が感じられます。冬の間、群がっていたユリカモメたちが少なくなり、その代わりに鴨のいろんな種類のコガモたちが増えて・・・

“ちいちゃい!”鴨もマガモ、カルガモ、オナガ鴨と色々いる。ちょっと目が悪いから遠くからよく見えないのですが、それぞれの色合いの渋さ・・・茶の濃淡 にグレー,白、柄の面白さがスゴイ。こうして、朝のひととき静寂の中あちこち見ているとわずかな違いに一喜一憂、「暖かそうだけど、霜が一面に」折り返し の部分に苦手の勾配のある木の橋があり、遠くから見て霜が降りていると、ツルっと滑ったりする。“ドンくさいな”と言う声が聞こえるが。途中の水溜りに氷 が張っている。昨日の天気予報では「明日は暖かくなり・・」と聞いていたけど、手がかじかんでしまった。

これは少し前に鴨川で見かけた“青いカワセミ”やっとカメラに収められた。この鳥に出会うと「幸福の青い鳥」だと私は信じている。迷路に迷いこんだような 時にこの鳥と出会うと、“あ、カワセミ!”と目の前が明るくなる・・・どうにもならないことがいっぱいあって、昔はどうにかなった“苦渋の選択”が今は ちょっと待てよ、と留まる自分がいてヤケにもなれない・・でもこうしてこの鳥がたまに私の前に現れ、“すっと明るい気持ち”に変えてくれる。
―――― 実は“カワセミの写真”が遠すぎてこちらにアップできませんでした。
すみません。残念。今度こそ!

明 けて3月2日(日)銀閣寺のアートライフみつはし”伊藤久仁子敷物展”にやっと出かけました。本日で終了。大きなラグ。12時からなのに私は11時と勘違 いをして・・・幸運なことにご本人が入り口にいらして無理に入れていただきました。統一されたナチュラルのウール・山羊の毛・麻・他 広い縦機を使っての 製作をご本人から説明していだいた。それとわかるようじゃない文様のありかた、ちょっとづつ違えた三角の模様・・・すっきりと気持ちのいい作品たちを見て 「欲しいな」と思いました。

一月半ば、少し落ち着いた頃、とても寒い日が続きました。!

久しぶりに「真冬用の白いコートを作ろう」と思い立ちました。それがこの写真。幅70cm弱 X6.5m(+2.2m後でもう一本織った)2月の洋裁の日までに逆算して織り上げて縮絨まで終わらないと・・指折り数えて織り上げた。途中、仕事場の昼 休みに糸を紡ぎ足したりして・・・経糸を張ったのは良かったが・・・
ちょっと面白くなくて。じゃ、緯糸に変化をつけよう!と太目のウール糸を紡ぐ紡ぐ、撚り止めをして次の日に織ったり。糸が太めだから思いのほか早かった。 前に織ったオーバーとよく似たものになってしまった。ちょっと自分の予定とは違った。たっぷり目のオーバーになる予定です。

やっ と、待望の再販が出ました。以前は 城としはる著「織る・創る・着る」でしたが今度は「織る・創る・着る+」欲しいと思うタッチがたくさんカラー写真で掲 載されている。いつもそうだが“作り方”がよく分からない・・・?城先生をよく知る方によると「ほんとに簡単に縫われる」とか。画期的な縫い物だ。私など も中途半端に洋裁などしたものだから“え~”とか常に思うのですが。この簡単ソーイング式はとてもひかれるしどうにかマスターしたい。私の糸にこだわっ た織り地からこのようにして衣服ができあがることは嬉しいし、素敵。

その本を何度も読みながら「このマフラー手持ちの織り地の残りで出きそう」と思って作ってみました。ミシンがこのところ手元にないから手紡ぎ糸で手縫いして仕上げてみました。楽しい。
他はモヘア糸だけのマフラーです。販売している白・グレーなどのモヘア糸を並べていって5本ほど作りました。もう春で今年は不要かな。

2007年12月

11月8日から11月13日までの「糸をデザインする(6)作品展」が無事終わりました。参加者のみなさん、来てくださった大勢のかたがた、ありがとう!
総勢23名、新しい参加者が多く舞台裏の私としては「さて、どうなることやら」始まるまでイメージしては準備に不備はないかしら、心配しきり。飾り付けに 手伝い可能な人だけが集まって、やりだしたけど・・・山のような作品の数々。「大丈夫かな」心配よりさあ~やらなければいけない、飾りつけは山のようにあ る、壁面を割り当てて、手紡ぎ糸の係、テーブルにマフラーとか小物を並べ・・・

―――― どうにか初日を迎えました。結構、すっきりした配色・レイアウト。前回の初日はすごい人出だったけど。そうでもない。知っている人、全く知らない人、次から次から来てくださる。 今回の色合いは去年の講習内容が「黒100種」今年が「白100種」と紡いだ糸がはっきりしており、それにちなんだ作品が並んだ。自分が教えていて言うのも変だが「力作・工夫作」がいっぱいあり、嬉しくなった。

「前 より皆さん上達されましたね」という声を聞く。・・・?でも前の人と参加者が違っています。(言えないけど)あらためて楽しいと思ったのは全く関係のない 方が次から次へと入ってきて色んな声を聞くこと。作った人の思いとは別に違う感覚で身につけていただいたり、「あらためて気がつきます」と参加者、実際の 場面に自分たちの作ったものが人のものと並び、皆さんが手に取り、初めて気がつくことが多かったようだ。

企 画のプロの方にもきていただき、「このままブティックにしたいですね」!!!そして、積んでいた手紡ぎ糸を次から次に手に取られ「いいですね、全部欲しい です」!!!私もそう思います。“手紡ぎ糸各自500gは紡ぎましょうね”と私は皆に言ったけどほんとは最低500gですよ、と言い忘れていた。あまりプ レッシャーに感じてもいけないし。と思ったのが少し甘かったかな。「今回少ないですね」と何人もの方から言われてしまった。珍しく私も白い双糸とか、ナ チュラルミックス糸とかがんばったけど。全体に少なかった。

で も、全体の皆さん方の評判はとてもよかった。主催者として参加者としてとても嬉しい。こういう作品展への参加としては各自の中で目標を持って参加する、各 自ががんばっていることで、見る人に何かを伝えられる、そう思う。いかに自分の世界を作って集中するか。自分の色をどう作り出すか。そして深い部分お互い 仲間通しわかりあえる、嬉しさも倍増。「次への課題がわかりました」「次こそ」ということをいっぱい耳にした・・・それも嬉しいことでした。一回きりでも う精一杯と言う方もいるけど回を重ねてより充実するように思う。

秋、 いえもう冬かな。日に日に周りの木々が赤く染まってゆく。早朝の散歩のたびに朝焼けに現れる風景の中のあちこちが赤く色をつけてゆく。鴨川の鳥たちの様子 も随分かわってきた。不思議にこの時期に子鴨がいっぱいいる、今頃生まれるのかな。それにマガモと別にオナガ鴨が現れてきた。主人の説によると雄の鴨の色 合いがカラフルではないのがそうらしい。ちょっと可愛くない。鵜も現れてきた。これがせわしない鳥だ、他に好きじゃないけどユリカモメがいっぱい。どうも カモメの目が嫌かな。

久 しぶりに訪れた美山のログ、もう冬ぽい。緑に元気がなくなって、紅葉した葉がきれい。同じ木なのに紅葉した木と紅葉していない木とあったり。先日はすぐそ ばの側溝で驚いたことに動かなくなった「小熊」発見。もう、びっくり。これは道路に下りてきて車にはねられたみたい。私、栗拾いしつつ、側溝を歩いていて 熊の足にぎょっと飛び上がった!クマがいる・・・他には「山ブドウの実が」きれいなブルーから紺、あいまいな空色。思わず何枚も写真をとったけど。手の届 かない高いところにあるからもっともっと大きくなっておくれ。たわわな枝で籠が編めるように。

2007年9月

暑 い夏でしたね。京都の夏は毎年36℃はあるんですが、今年は・・・ちょっと暑かったです。5月ごろから健康のために早朝のwalkingをしています。家 を出てすぐの高瀬川、サラサラと薄く水が流れていて狭い川に木々が枝垂れている時々白鷺が川を歩いていたり、こんな町中で緑が豊かでとても好きな風景で す。有名なお料理やさんの前を通り、仏光寺の公園を通り、少しカーブして鴨川を渡り、川沿いの並木の小道を歩き四条の橋のタモトから鴨川へ降ります。

歩いていると、いつもの方と会う、いつもの犬を連れ、ムクドリが何羽か歩いてえさをつついている、川の流れをみるともなく見ていると「鯉がいる」保護色 か、鮒のような色。小さな魚達も。先日は鯰をみかけた。向かいの土手には昨日の夜の続きか男の人たちが土手に寝ている、一人でぽつんとたたずんでいる人、 旅人かな。

こうして歩いていてこのごろとても気になるのが「鳥たち」鴨川というだけあって鴨が浅瀬の石の上にのって集まって朝から会議をしている・・・土手に上って きて平気でヨチヨチそばを歩く・・・“可愛い!”他にもすずめくらいの鳥で白黒の鳥がいるこの前、NHKで「鴨川について」の放送の中で長年鴨川の鳥を観 察している方によると「鴨川には100数種の鳥がいます」とのこと。

今 年の初めから「糸のデザインA通信」と言うコースを始めました。そのスクーリングを8月の第二の金・土に実施。参加者3名! 一人はアメリカから(当然実 家への帰省を兼ねて)、2人は岡山から初めて出会う方たち、共通語は「手紡ぎ」・・・一日目は6セッションのうちの3セッションを軽く説明。「カードはど れくらいすれば」そうそう、彼女のファイル帳のカードが細かくされていること、気になっていたが。カードとかその人の感覚でどれくらいでストップするか難 しい・・・か。説明しながら「これぐらいかな」提供している私のほうはとってもアバウト。

それにしても・・・この熱気!次から次へあふれるように質問が相次ぎ、説明を用意していたつもりがどんどん広がった話になる。そのたびに立ち上がってはあ れこれ自分の作品を引っ張り出してお見せする。実物が一番分かりやすい。いろんな感想の声。興味をもってまたいろいろ話が広がる。そこで皆さんが持参され た作品がぞくぞく。「!」これはすごい!縦絣に糸を計って色を変えて・・・わかる、作り方は。だけどよく作りましたね。と驚き。暑い暑い夏の日、私も大い に喜んだスクーリングでした。

もう(9月20日)出版されるのですが「フェルトに遊ぶ」の本のために作品をいくつか作りました。 このごろ、フェルトのニードルでコサージュづくりをせっせとしていましたし、それにあわせて白と黒2種類のパターンをがんばって作ってみました。

<白・生成りをテーマに>
・ ベースはガーゼ布を敷き、その上にメリノのウールバッツ
を広げる。
・ 柿渋染めのレーヨン布
・ 生成りのリネンの布
・ 白いレース(これが難しかった)
いろんな布をああでもない、こうでもない、無限に繰り返し
て。
・ フェルト化させた布を裁断して手縫いしました。


<黒をテーマに>
・ これは純粋にウールばかりのフェルト
・ 襟なしの上着
・ カバン
・ 帽子
ちょっと黒黒して紙面も写真もNO Goodでしたが。

私がこれらの作品づくりからお伝えしたいことは「自らの手で全部関わって、望む服が手にできます」ということ。私が手にする素材はウールがベースだから、手縫いがとてもやり易い・・・チクチク手縫い、それを伝えたいのです。“あなたにもできます”と。

今年の11月8日から京都の「ギャルリー柳馬場」というところで”糸のデザイン展6回“を予定していて、多分これらの作品も並べる予定です。生徒の皆さん が懸命に作っているのを見るとやはり刺激を受けます。「作る」ってあせるとダメですね。毎日毎日、イメージを練りつつ、少しの時間の中でひとまず、糸を紡 いだり、フェルトの羊を作ったり、お店で質問攻めにあったり、染めを教えたり、夕食を作って食べたり、休みの日は・・・やっと吹き掃除に励んだり、”いつ 作っているんですか“よく皆さんから言われるのですが、どうも私は「これ一筋」が無理なようで、あれやったりこれやったり、無関係のことだらけで自分なが ら”!!!?“混乱することも。でも自分を追い込んでいないとモノができないことは確か。ゆっくり考えてたっぷりの時間を使って、というのはありえな い・・・かな。ホント プレッシャーで「できません」っていう方もいる、そんなことでどうするの?二度とない日々を生きているのに。

年を取ってゆっくり・・なんて、無理無理、「年を取る」ってそんなに甘いもんじゃない、私はとてもそう思う。やらないといけないことは先送りにしない、今やらないと後悔する、いつもそんな脅迫観念を心にかかえて半端なものを作り続けている私です。幸せ。

2007年6月

一年前の春のこと、美山のログハウスの庭に大きなモミジの枝がべりっと折れていたのを発見。“この折れ方は何?”実はこのところ数年前から不思議なこと が・・・チューリップの球根を200個は植えたのに、殆ど花を見かけなかったり、水仙・ハーブたちの頭の部分が揃って削り取られていたり、ムスカリの花が 咲き乱れていたのに、めっきり見なくなったこと等々。「鹿が出るらしい」そう、鹿が主の不在をいいことに庭に出没しているみたい・・・先のモミジの枝も鹿 の仕業?嬉しいことにモミジの茂みに“緑の鳥の巣”を発見!緑の繊細な鳥の巣。“鳴いている鳥たちが庭に巣を作ってくれないかな”とずっと望んでいたけ ど、確かに鳥が庭に巣を作ったんだ・・・拾って家の玄関にそっと置きました。なんて繊細な作り、きれいなグリーンの草と細い枝を使って小さな籠が編まれ ている・・・ほれぼれ。自然のバスケタリーです。

このところニードルフェルトにはまっています。(本家本元でイマサラといわれそう) フェルト生地からの“コサージュ作り”をイメージして前からアートフラワーのコテを探していました。手紡ぎ糸の破片、手紡ぎ糸で織った生地の残り、織糸の 残り、ニットの編地、布フェルトの残り布たち・・・人はそれをゴミと呼びます。スポンジの上でニードル針でツンツンつつくと、思ったように形が出来る、ぺ プラム(花芯)に手紡ぎ糸を使ってみたり。私らしい花(これが密かに嬉しい)ができたり、ニードルでつついて花と花がつながる、土台にも打ち込むとくっつ くし・・・自分がイメージしたようにニードルとスポンジでアートフラワーの面倒さを飛び越えたコサージュ作りができてしまった。これはそうして作っていた サンプルを5月の初めの結婚式参列に急遽使った私の写真です。

他 にもたくさん作りました・・・もう作りだしたら止まらずに。手紡ぎ糸に至る、手紡ぎ糸から至るモノたちへといいますか。何とか使いたいと“布フェルトで服 作りとストール作り”をやってみたり。こうして至った“コサージュ作り”は「自分のイメージの集約」と言うような。そういえば、今年よく見かけるのが生成 りの服に生成りのアクセサりーの花たち。!!私もたくさんの生成りの花たちを作りました。(やらないといけない事を横において)

naそ うして、作った、作ったこの羊たち。店のスタッフで作りました。動物ってその人の個性がでますね。ワイワイ言いながら作りました“ひつじ5匹セット”さあ 皆さんどんな羊ができるかな。5月の第二土・日は「倉敷のクラフとの集い」がありました。4月に居残っていたメンバーが“私、行こうと思うんですよ”と言 い出したもんだから、全く知らなかった私ともう一人も“行こうか”と急遽プラン決定。やっと記載されているホームページにたどり着き詳細がわかりました。 後は行くだけだ。

久しぶりの倉敷だ、新幹線と在来線とで京都からまあまあの距離。駅前にチボリが出来ていた。少し歩くと商店街かな、店が閉めてあったり、以前と少し違って いる。目指す会場は駅から徒歩10分。“爽やかね~”木立の中3人思わず気持ちよくて声を上げる。このノンビリさはいいね~。少しづつ人が多くなってき た。そうか、「美観地区」が近い。あった、あった、人がいるいる。思っていたより小さな規模かな。真っ先に「吉野綾さん」のところへ。教えてくれたNさん が目指してきた方だ。ホームスパンの生地で作ったBagたちがいっぱい展示されている。私はここで持っていた(バカ)ビデオをまわし始めた・・・(撮れて いないことも知らずに。)ビデオは難しい。ず~っとまわし続けて、さていい場面が撮れているかといえば、ゼンゼンなんです。自分の声がいつも一番に入って いたり。「ビデオを使いたい」と思って手にするけど、ちっとも深く研究しないままの人なので、がっくりの連続なわけです。おかげでデジカメに写真を全く撮 らず、ここへ掲載できる写真が全くないわけです。

倉敷の旅は楽しく、新神戸で降りて神戸に宿泊しました。思っていたホテルは取れなくて、ホテルトアロードに。場所がいい。少し山手で山本通り、北野町、こ のごろはこのあたりも良さそうなお店が点々とあるみたい。荷物を置いてトアロードを歩いて下へ降りてゆくと途中に不思議なお店を発見。・・・・チェックし ておいた資料を手に観光客然とブラブラ。行く店行く店、いっぱいでしたね。どうにか食べて(でもお魚料理おいしかった・・)オープンなカフェに立ち寄りお 茶を飲む。店がクローズするからと腰を上げてホテルへ向かいました。時計を見ると12時過ぎ!昼間気になった小さなお店がこんな時間に赤々と電気がついて 営業している・・・中から店主の男の人がやってきて「どうぞ」といわれ「こんなに遅い時間ですし」と言いつつ入り込み、さて1時間足らずしゃべったかな。 楽しかった。彼が作って売っているものは「からくり人形」細かい細工の独特な人形たち。いつか手に入れたい、そう思わせた作り手だった。出てゆくときに 「お二人も何か作るのですか?」と問われて「手紡ぎ糸を作っています」・・・そこから反対に彼からの質問が・・こんな夜更けに楽しい時間でした。

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