「手紡ぎつれづれ」21年12月
「紅葉の季節」と聞き出すと京都の町中に人と車がどっと増えて通りもつまり気味になります。寒い日が少なかったから紅葉がいま一つかな、と思いきやちょっと冷え込みがあった。そしてまた温暖な日々が。もう少し寒さが欲しい。ウール関係のわたしとしても。
紅葉を見て思い出すのはもう10年前かな、アメリカへ旅したとき。毎年10月(?)に出版社主宰の「スピニング大会」なるお祭りが開催されているのですが、一度行こうとやっと決めて母を連れてでかけた。
フリーの切符を取り、まずはサンフランシスコに到着。ここはビジネスをかねていた。通訳を雇い彼女の車であちこちへ。目的の会社は着いてからびっくりしたけど、アンティーク美術館みたいな、凄いところだった。
なるほど、いろんな古いレースの本などだしているだけある。あと、いつも文面のみのお付き合いの会社へご挨拶。私は英語でやり取り(最低限)を文面ではどうにかするのだが、おしゃべりは・・・そのときも通訳の人がいてほっとしていたのだが。いつもの担当のおばちゃん(私の母ぐらいでびっくり)が「え~、いつものやりとりをしているyokoでしょ?」と流暢にしゃべらない私に驚いていたな。
サンフランシスコの市電に乗り、あちこちへ行ったけど。市電に乗っていたら近そうな距離が、あまりの混雑に歩き出したら、予想以上に上がったり下ったりの坂道にヘトヘトになった。あれは現地へ行かないと信じるのは難しい地形でした。
毎朝、ホテルから歩き出すとオープンカフェの入り口に人が立っていて、通る私たちに手を出し「朝のいっぱいのコーヒー代を」と言うのである。あれ、なんか振り切ってゆくのも、お金を上げるのもいやな気分でした。結構普通の身なりの人がそんなことしていることに驚きましたね。
次は目的の空港へ移動。ここでゆっくり半日以上時間が余る予定だった・・・それが切符の手配を間違われて違う空港へ到着。約束だと迎えの人がくるはず、だった。なんかおかしいと思ったら「!!違う」と気がついた。空港のカウンターで必死で間違いを伝え、フリーの切符だから何度でもアメリカ内は乗り降りができるとはいえ、シカゴへもどり、乗りなおし。もう驚いたな。バーリントン空港だったかな。アメリカには3つ同じ名前の空港があるとか。日本へ帰ってから知りました。
やっとこさ目的のバーモント州へ入り、タクシーで走ってもらった。空港を程なく走ると・・・周り一面紅葉、あのカナダのメープル種の紅葉だ。延々と続いていた。田舎の道沿いに時々木作りの家がある。「なんだか大草原の小さな家みたい」ログハウスをイメージしていたら、アンが住んでいたような切妻屋根の板塀張りの家。ときどきある家々の前に大きな「ハロウィーンの飾り」があり、カボチャやら魔女がほうきに乗った大きな飾りとかあり、“アメリカだな”と思ったものでした。
皆さんに(当社のお客様)に新しいカタログは届いたでしょうか。12月を区切りとして新しいカタログをお届けして私たちの一年はひと月早く始まります。夏の終わりごろから、社長と私(夫婦)で取り組みます。
小さな私たち“金の羊”は夫婦2名と従業員2名+パート1名(+内職1名)で運営しています。それぞれの持分があり日々の仕事の中でのカタログ作りが結構至難の業です。
それに今年は私の主宰しているアトリエ金の羊の作品展(2年に1回)を11月に控え、より一層の困難さでした。全部が同時進行なもんだから、私は一つのことばかり考えてはいられなくて、いつもより大変な心理状況の中、この作業は進むのです。
やってもやっても終わらない作業の連続で、「あ、早く脱稿して作品展のことだけ、考えたいよ」と言いたいのをこらえ、“コンがおありどすな”と川島のスクールで唯一のほめ言葉をいただいた“コン”だけを頼りに励みましたね~。脱稿したのはもう10月の末、明日は11月の頃でした。
「糸のデザイン展7回」に来てくださったみなさん、ありがとうございます。
そして、スタッフ2人と社長、ありがとう。おかげさまで悠々と5日間浸ることができました。
初めてのギャラリー嶋ダイ(漢字が難しい)での開催でした。ここは無形文化財の指定をうけている(確か)昔、酒造りの酒造会社の建物です。今回お借りしたスペースはごく一部で敷地全体はとても広い古い建物です。どっしりとした建物の中に土蔵があり、そこは別空間。準備で困ったのは建物の壁にものを下げたりできなかったことでした!用意した丸棒は陳列用だったのにスタンドに渡して急遽、作品たちを下げることになりました。いつもよりダントツに多い作品群、一同「どうしよう」って感じでした。準備を手伝う人も沢山来てくれたのでみんなのおかげでどうにか並べることができて、ほっとしました。
21年11月作品展準備 |
作品展会場内 |
一枚づつ広げて展示したかった、すてきな(自画自賛)作品たち。私が言うのも何ですが「多彩な作品です」小さな羊のストラップ・コサージュからニットの本・織りの本に載せたい作品が本当にたくさん。27名。私は今年は少し出品作が少なかった。ちょっと迷っていたものが2,3できあがらなかったから。気乗りがしないことに気がついて作る手が遅かったから。
店ハンガー陳列 |
作品展 糸 |












右 にあるような糸をたくさん紡ぎました。“コイルヤーン”チラホラ手紡ぎのマガジン、本で見かけていた「遊びだらけの糸」う~ん、どうかなどうかな。元々、 私のクラスは“自由な手紡ぎ糸”をやらんとして日々励んではいるのですが・・・用途のない糸(コイルヤーンがそう思えた)だし、皆ないやなんじゃないか な、ただでなくとも「ピンク」だし。と中々テーマの糸に選べなくて・・・時間ばかりが過ぎました。エイ!と決めたのは講習の一週間前。・・・決めたら、私 のやる気に少し火がつきました。ある糸をひっぱりだしては“コイルヤーン”を夜な夜な紡ぎました。これ、面倒で時間がかかるのですが、結構はまりました。
グラデーションに紡いだ糸、プツプツこぶのあるような糸、グレーの中にオレンジ・グリーンが入っている糸、なるだけこの糸にしたら良さそうな糸を紡いでみました。






久 しぶりに「ニードルの羊づくり」の講習をしていました。夏の昼下がり、“全く初めてなんですよ、いいでしょうか”ウールに触れるのも初めてとかで驚きの連 続みたい。まずは原毛のボール作りから。結構、この球体をうまくきれいに作るのが難しいのです。滅茶苦茶に丸めたらうまく丸まる、と思っているとうまくは いかない。「これ、面白い!」いくつか同じサイズに作ったらネックレスになります・・・
振 り返ると7月の初めに「多色染め一日講習」からスタートした夏。参加者の中によく知っている生徒さんとか見かけ、「もう一度ちゃんとやってみようか」と思 い参加したとのことで、嬉しくなった。この講習は1日の間に午前は原毛3種染め、午後は真綿・シルクノイル・スカードウール等、ぎゅうぎゅう盛りだくさ ん。この夏の暑い最中に汗だくでガスを炊きつつ皆さんがんばる。
次 は「糸のデザインB白2日間」これは一年単位で行っている「糸のデザイン」のプラスα編、Aは一年間でひとくくりだけどこの2日間の40種類の糸は単独に とりだして教えて「糸のデザイン」と言う世界を知って欲しいと思ってやっている。参加者の質問で気になったのはウールを丸棒を 芯に”紡ぐやり方だった。どこでどう違えたのかこれは綿の紡ぎです。ウールのローラグはフンワリが命です。
8 月の終わりの一週間はすごかった。私5日間のうち4日間講習三昧でした。火・木・土と2ヶ月にいっぺんの「糸のデザインBクラス」なのだが前回の“メリノ グレーの糸づくり20種”からの作品づくりが勢ぞろい。“わぁ~!!”各自が作品をテーブルに出すたびに歓声が上った。このグレーに赤っぽい色があるのは グレ―に赤系を混ぜ込んだメリノ糸からの作品左は森本さんのモチーフ編みマフラー、右はその糸でフェルト化した中野さんの糸フェルトのマフラー。






人 が急に多くなった。「!!到着」入ってすぐ原毛屋のポンタさん、向かいに大分のぱたんこ屋の高木さん(お久しぶり!)、宇治の青土さん、小金井市の原聡子 さん(フェルトの犬のポーチ買いました)、草木染の徳力弥生さん(お互い長くなりましたね)、奈良の米田さん、織りの寺田靖子さん、京都の風土の浦田由美 子さん・・・・知っている方のテントがいくつもあり、嬉しくなった。私たちの一番は「ヤマブドウの籠」超特急で会場の中を急ぐ、一軒目・・・あったけど、 2軒目・・・う~ん。3軒目、自分の予算(考えていなかったけど)をオーバー。高いのは知っていたけど。
出 来上がった籠はあきらめて、ボチボチ各お店をのぞいてゆく。(結局、山葡萄の蔓を三束買う)陶器が多い、白い陶器ばかり。どうも近年の流行りらしい。白の 陶器は確かに好きだけど、見るもの見るものそれじゃあ。木工も多い。その中の谷口泉さんのブースに釘付け。山と積まれたスピンドルの木の円盤と棒。それと 不思議なチャルカ。「松本には天気の神様がいる」とかで、ドキドキして傘を持って歩いていたけど、一日目パラパと少し雨を感じて傘を開いたけど、土砂降り は夜中だったし、次の朝も9時に開場だから急いで行ったけど、セーフ。昨日戦利品を見せてもらったら行っていないブースがたくさんあって、一つ一つ見て 回った。
あ がたの森は松本高校の校舎が幾棟かあり緩やかな丘陵になっていて池もありゆったりしている。あれ覗いたりこれ覗いたり途中天然酵母のパンやさん何軒かに長 蛇の列、「やめとこう」はずれにあったブースのおからケーキが試食したらおいしかったので買った。(もっとたくさん買えばよかった。)
「シェットランドの糸でレースマフラーを織る」
講習が近づくたびになんだか何もできあがっていないことに??・・・それはそうだ、6月に姪が結婚することになり、まず①家族向けに各自のコサージュづくり。一人2こづつ作ったり②自分の服づくり。
明 けて3月2日(日)銀閣寺のアートライフみつはし”伊藤久仁子敷物展”にやっと出かけました。本日で終了。大きなラグ。12時からなのに私は11時と勘違 いをして・・・幸運なことにご本人が入り口にいらして無理に入れていただきました。統一されたナチュラルのウール・山羊の毛・麻・他 広い縦機を使っての 製作をご本人から説明していだいた。それとわかるようじゃない文様のありかた、ちょっとづつ違えた三角の模様・・・すっきりと気持ちのいい作品たちを見て 「欲しいな」と思いました。
一月半ば、少し落ち着いた頃、とても寒い日が続きました。!
やっ と、待望の再販が出ました。以前は 城としはる著「織る・創る・着る」でしたが今度は「織る・創る・着る+」欲しいと思うタッチがたくさんカラー写真で掲 載されている。いつもそうだが“作り方”がよく分からない・・・?城先生をよく知る方によると「ほんとに簡単に縫われる」とか。画期的な縫い物だ。私など も中途半端に洋裁などしたものだから“え~”とか常に思うのですが。この簡単ソーイング式はとてもひかれるしどうにかマスターしたい。私の糸にこだわっ た織り地からこのようにして衣服ができあがることは嬉しいし、素敵。
―――― どうにか初日を迎えました。結構、すっきりした配色・レイアウト。前回の初日はすごい人出だったけど。そうでもない。知っている人、全く知らない人、次から次から来てくださる。 今回の色合いは去年の講習内容が「黒100種」今年が「白100種」と紡いだ糸がはっきりしており、それにちなんだ作品が並んだ。自分が教えていて言うのも変だが「力作・工夫作」がいっぱいあり、嬉しくなった。
「前 より皆さん上達されましたね」という声を聞く。・・・?でも前の人と参加者が違っています。(言えないけど)あらためて楽しいと思ったのは全く関係のない 方が次から次へと入ってきて色んな声を聞くこと。作った人の思いとは別に違う感覚で身につけていただいたり、「あらためて気がつきます」と参加者、実際の 場面に自分たちの作ったものが人のものと並び、皆さんが手に取り、初めて気がつくことが多かったようだ。
企 画のプロの方にもきていただき、「このままブティックにしたいですね」!!!そして、積んでいた手紡ぎ糸を次から次に手に取られ「いいですね、全部欲しい です」!!!私もそう思います。“手紡ぎ糸各自500gは紡ぎましょうね”と私は皆に言ったけどほんとは最低500gですよ、と言い忘れていた。あまりプ レッシャーに感じてもいけないし。と思ったのが少し甘かったかな。「今回少ないですね」と何人もの方から言われてしまった。珍しく私も白い双糸とか、ナ チュラルミックス糸とかがんばったけど。全体に少なかった。
で も、全体の皆さん方の評判はとてもよかった。主催者として参加者としてとても嬉しい。こういう作品展への参加としては各自の中で目標を持って参加する、各 自ががんばっていることで、見る人に何かを伝えられる、そう思う。いかに自分の世界を作って集中するか。自分の色をどう作り出すか。そして深い部分お互い 仲間通しわかりあえる、嬉しさも倍増。「次への課題がわかりました」「次こそ」ということをいっぱい耳にした・・・それも嬉しいことでした。一回きりでも う精一杯と言う方もいるけど回を重ねてより充実するように思う。
秋、 いえもう冬かな。日に日に周りの木々が赤く染まってゆく。早朝の散歩のたびに朝焼けに現れる風景の中のあちこちが赤く色をつけてゆく。鴨川の鳥たちの様子 も随分かわってきた。不思議にこの時期に子鴨がいっぱいいる、今頃生まれるのかな。それにマガモと別にオナガ鴨が現れてきた。主人の説によると雄の鴨の色 合いがカラフルではないのがそうらしい。ちょっと可愛くない。鵜も現れてきた。これがせわしない鳥だ、他に好きじゃないけどユリカモメがいっぱい。どうも カモメの目が嫌かな。
久 しぶりに訪れた美山のログ、もう冬ぽい。緑に元気がなくなって、紅葉した葉がきれい。同じ木なのに紅葉した木と紅葉していない木とあったり。先日はすぐそ ばの側溝で驚いたことに動かなくなった「小熊」発見。もう、びっくり。これは道路に下りてきて車にはねられたみたい。私、栗拾いしつつ、側溝を歩いていて 熊の足にぎょっと飛び上がった!クマがいる・・・他には「山ブドウの実が」きれいなブルーから紺、あいまいな空色。思わず何枚も写真をとったけど。手の届 かない高いところにあるからもっともっと大きくなっておくれ。たわわな枝で籠が編めるように。
暑 い夏でしたね。京都の夏は毎年36℃はあるんですが、今年は・・・ちょっと暑かったです。5月ごろから健康のために早朝のwalkingをしています。家 を出てすぐの高瀬川、サラサラと薄く水が流れていて狭い川に木々が枝垂れている時々白鷺が川を歩いていたり、こんな町中で緑が豊かでとても好きな風景で す。有名なお料理やさんの前を通り、仏光寺の公園を通り、少しカーブして鴨川を渡り、川沿いの並木の小道を歩き四条の橋のタモトから鴨川へ降ります。
今 年の初めから「糸のデザインA通信」と言うコースを始めました。そのスクーリングを8月の第二の金・土に実施。参加者3名! 一人はアメリカから(当然実 家への帰省を兼ねて)、2人は岡山から初めて出会う方たち、共通語は「手紡ぎ」・・・一日目は6セッションのうちの3セッションを軽く説明。「カードはど れくらいすれば」そうそう、彼女のファイル帳のカードが細かくされていること、気になっていたが。カードとかその人の感覚でどれくらいでストップするか難 しい・・・か。説明しながら「これぐらいかな」提供している私のほうはとってもアバウト。
<白・生成りをテーマに>




他 にもたくさん作りました・・・もう作りだしたら止まらずに。手紡ぎ糸に至る、手紡ぎ糸から至るモノたちへといいますか。何とか使いたいと“布フェルトで服 作りとストール作り”をやってみたり。こうして至った“コサージュ作り”は「自分のイメージの集約」と言うような。そういえば、今年よく見かけるのが生成 りの服に生成りのアクセサりーの花たち。!!私もたくさんの生成りの花たちを作りました。(やらないといけない事を横において)
そ うして、作った、作ったこの羊たち。店のスタッフで作りました。動物ってその人の個性がでますね。ワイワイ言いながら作りました“ひつじ5匹セット”さあ 皆さんどんな羊ができるかな。5月の第二土・日は「倉敷のクラフとの集い」がありました。4月に居残っていたメンバーが“私、行こうと思うんですよ”と言 い出したもんだから、全く知らなかった私ともう一人も“行こうか”と急遽プラン決定。やっと記載されているホームページにたどり着き詳細がわかりました。 後は行くだけだ。