手紡ぎつれづれ
不思議な春でした。蒸し暑いはずがひんやりした風、湿気が少なくからりとした日々。Shop(古い家屋)の二階は隣の屋根の照りかえりと変なところ にある物干しスペースの波板のお陰か夏は「むう~」と暑い。ただでなくとも「夏にウール?ですか」と言われそうなことをやっているのにさ。
こ のところ、糸紡ぎより他のものを作っていました。それというのも「ナチュラルクラス」で「フェルトのバッグ」づくりをやっていたから。過去の作りかけの フェルトのバッグにもち手をどうにかつけたり四苦八苦仕上げました。もち手は難しい。探しても探しても名案浮かばず深くしまっていました。ちょっとやる気 が出て仕上げることに。?
あと、小さな織物をウールの手紡ぎ糸で織っては縮絨しては溜めていたものをパッチ状につなげてどうにか袋ものに。ベースは要らないマフラーで「?」どうかな。どこかびしっとしないのは私らしい?か。
今 年の5月の連休はゆっくり休みました。というか普段できないことを「手作り」をあきらめて動いていました。はじめの3日間は美山のログハウスに飛んでいっ た。ログハウスを手にしてから6年かな。6年前の忙しかったこと。いろんな心の変化を経て「ログをもつ生活」が自分たちの中でやっとこなれてきたかな。思 い通りに行かない草木の成長に何度も挫折しては賽の河原に石を積むような作業をしている。営々と苗を植え種を蒔き木を植え、もくもくと雑草摘みに明け暮れ る。疲れたら部屋でお昼寝。
木ばかりの空間、それだけで気持ちいい。
ちっともうまく行かない草木たちのことは忘れて。働いては、疲れたら休む。日が落ちるまでその繰り返し。シンプルな一日。
4 日目と5日目は母の住む神戸へ一泊どまりで出かけました。京都からJRの新快速で53分。毎月一回は・・・と思うのに、難しい。阪急六甲からバスで登山口 からクネクネとバスは神戸大学の学部をいくつも経てたくさんのマンション(すごい多い)の合間をくぐって到着。もう少しで「六甲ケーブル口」母はこの小高 い山ぎわの古い団地に住んでいる。もともと六甲近辺に住んでいたこともあって私がこだわったのでした。いつも母の所へくるとワクワク。昔のままじゃないけ ど六甲はふるさと。駅のまわりも結構変わっているけど、基本の空気は変わっていない。その昔駅のまわりにヒマラヤ杉がニョキニョキとそびえていて薄暗くて 「避暑地」の趣き。山側に歩き出すと木の塀に囲まれた大きなお屋敷が並んでいて坂道を歩くのが楽しかった。もう少し登ってゆくと夏には何度か温度が低くて 夕食を食べたあと、父の提案で車でドライブして夕涼みしたっけ。ちょっと歩くとお庭つきの家がいっぱいあって自然な整っていない草木だらけにほっとする。 振り返ると港の海が見えるのです。坂だらけの町、神戸。
6日7 日、やっと京都の我が家で過ごす。いつも毎日が始まっては次の日がやってくる日々で、「片付け」ができないまますごしていることが心残り。さあ、やっと少 し整理しましょう。衣替えもできていないし。休みは朝からお風呂。ゆっくり入る入浴はほんと生き返る思いです。洗濯・掃除・洗い物、やってもやっても家事 はいっぱい。レンジフードの中もいつも気になるんだけど・・・ほどなくすると「もうこんな時間」そう仕事は中断。二人でイソイソ服を着替えておでかけで す。
普段お弁当を持ってゆく毎日なので休みのお昼ご飯は外食で す。幸いなことに我が家は町のど真ん中。プラプラ散歩もかねてお目当てのお店を探しつつ、賀茂川沿いを歩いたり、木屋町を歩いたり・・・意識的にぐるりと 歩き回ります。このごろは町屋を修復してイタリアン・フレンチ・和食のお店がたくさんできてきて、なかなか楽しい。
うちの近所にもひっそり粋なお店ができていたり、向かいには素敵なフレンチレストランも最近できました、その並びには知る人ぞ知る焼肉屋さんがあります。 お店の裏は高瀬川。町中の生活空間にこんなせせらぎのような川があって、急ぎ足のときもつい流れをみてしまいます。京都の町のいいところは川が町の中にあ ることですね。
五月晴れの中、夢のように1週間のお休みは過ぎてゆきました。
何にも作らなかった・・・かな。資料をいっぱい見ることができた、切り抜きファイルができあがった。ぺらぺら画帳をくっていると、幸せ。何も作らなかった 分どこか後悔があったけど。自分の気持ちがドンドン高揚してくる、忙しいからといってソフトに埋もれることもなく吐き出してばかりの日常。なんか、空っぽ のイメージ袋が徐々に満たされてきた・・・
とても嬉しい気持ちになってきたお休みの終わりでした。