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2008.09.30

2008年9月

久 しぶりに「ニードルの羊づくり」の講習をしていました。夏の昼下がり、“全く初めてなんですよ、いいでしょうか”ウールに触れるのも初めてとかで驚きの連 続みたい。まずは原毛のボール作りから。結構、この球体をうまくきれいに作るのが難しいのです。滅茶苦茶に丸めたらうまく丸まる、と思っているとうまくは いかない。「これ、面白い!」いくつか同じサイズに作ったらネックレスになります・・・
いつも色んなものを講習していて「したことのないことを習う」姿を見ると楽しくなる。“手づくりを暮らしに“と常に思っている私は手づくりを知らないで生 活をしているんじゃないかとつい“手づくり=心の豊かさ”だよとばかりに熱が入る。ウールを丸めるだけからもっと広がって欲しい手づくり生活。

振 り返ると7月の初めに「多色染め一日講習」からスタートした夏。参加者の中によく知っている生徒さんとか見かけ、「もう一度ちゃんとやってみようか」と思 い参加したとのことで、嬉しくなった。この講習は1日の間に午前は原毛3種染め、午後は真綿・シルクノイル・スカードウール等、ぎゅうぎゅう盛りだくさ ん。この夏の暑い最中に汗だくでガスを炊きつつ皆さんがんばる。
最後の締めは「真綿(絹)の多色染め」をして「真綿を糸にする」まで。そこまでは全体に同じタンクの中にみんなウールなど一緒くたにして染めつけるのだ が、真綿とシルクノイルは各自が自分の色に染め付けるのだ。個性が出てものすごく面白い。染まった真綿を広げて干し、まだ生乾きだけど糸車なしで「糸にし ます」これが唯一無二のその人のオリジナル真綿糸。

次 は「糸のデザインB白2日間」これは一年単位で行っている「糸のデザイン」のプラスα編、Aは一年間でひとくくりだけどこの2日間の40種類の糸は単独に とりだして教えて「糸のデザイン」と言う世界を知って欲しいと思ってやっている。参加者の質問で気になったのはウールを丸棒を 芯に”紡ぐやり方だった。どこでどう違えたのかこれは綿の紡ぎです。ウールのローラグはフンワリが命です。

普段接していない方たちが夏に参加されると、色々面白いことが聞ける。次は「手紡ぎ糸の双糸」のやり方。私の説明の中に“双糸にする”とだけあるのであら ためて確認をされて、わたし驚きました! (1)単糸を撚り止め (2)その単糸を双糸に撚りかけしたら、再び撚り止めーーー「双糸は撚り止めはいりませ んヨ」というとその方たちは「・・・・・!10年以上こうしてやってきています」とのこと。やってみたらすぐにわかるけど、必要が一切ないのです。無駄な ことはしないほうがいいでしょう。
そもそも手紡ぎの糸を紡いでいると気がつきますが、ウールのカードから始まって“絶対カードしないと”とか“きれいな糸を紡がないと”とか頭から決め付け てされていることが多い。そのままでは糸に紡げそうにないものはカードなど絶対必要でしょうけど、私としては“できるだけカードはしたくない”のです。そ れにカーダーで軽くすっとかけているぐらいだったら原毛も痛まないけど、無茶苦茶カードは毛が痛む元だし・・・ 「手紡ぎ糸づくり」に関しては伝えたいこ とがいっぱい。

8 月の終わりの一週間はすごかった。私5日間のうち4日間講習三昧でした。火・木・土と2ヶ月にいっぺんの「糸のデザインBクラス」なのだが前回の“メリノ グレーの糸づくり20種”からの作品づくりが勢ぞろい。“わぁ~!!”各自が作品をテーブルに出すたびに歓声が上った。このグレーに赤っぽい色があるのは グレ―に赤系を混ぜ込んだメリノ糸からの作品左は森本さんのモチーフ編みマフラー、右はその糸でフェルト化した中野さんの糸フェルトのマフラー。

左は中野さんのマフラー
右は森本さんの帽子
飯塚さんのメリノ糸
全部の二重織りマフラー
泉川さんのキビソニット
シェットランドのマフラー
吉岡作 織りマフラー 吉岡作 シェットランドレース 吉岡作 シェットランドレース織
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